平衡型ストレージ・システムの構成
外部ストレージ・システムをシステムに接続するには、平衡型システムの特性を設定するために特定の設定が適用されていることが必要です。
このタスクについて
外部ストレージ・システムをシステムに接続するには、以下の 2 つの主要な手順を考慮します。
- システムからストレージへの接続の特性の設定
- 論理装置のこれらのストレージ接続へのマッピング (システムが論理装置にアクセスできるようにする)
ストレージ・プールは、容量および IOPS が同じ MDisk で形成することをお勧めします。例えば、MDisk 当たり 1000 GB で 2000 IOPS にします。こうすると、ストレージ・プール上で割り振られる各ボリュームが最適なパフォーマンスを達成します。ストレージ・プールに、1000 GB の容量および 200 IOPS の MDisk が 1 つ含まれていて、別の MDisk の容量が 1000 GB、IOPS が 2000 である場合、割り振られるボリュームは、管理対象モードでは 200 と 2000 の IOPS を使用できません。
システムの仮想化機能を使用して、ストレージを分割してホストに提示する方法を選ぶことができます。仮想化により、柔軟性が著しく向上する一方で、 過負荷のストレージ・システムをセットアップする可能性も生じます。ホスト・システムによって発行される入出力トランザクションの数量がそれらのトランザクションを処理するストレージの能力を超える場合、ストレージ・システムは過負荷になります。ストレージ・システムが過負荷になると、ホスト・システムでの遅延の原因となり、入出力トランザクションがホストでタイムアウトになります。入出力トランザクションがタイムアウトになると、ホストはエラーを記録し、アプリケーションに入出力の失敗が報告されます。
シナリオ: ストレージ・システムが過負荷になっています。
過負荷のない平衡型ストレージ・システムを構成するには、以下の手順を実行します。
手順
次のタスク
ストレージ・システムが過負荷になった場合は、問題解決に採用できるいくつかのアクションを実行できます。
- システムにバックエンド・ストレージを追加して、 ストレージ・システムが処理できる入出力数を増やします。システムには、仮想化およびデータ・マイグレーションの機能があり、ストレージをオフラインにする必要なしに、ボリュームの入出力ワークロードをより多くの MDisk 間に再配布します。
- 不必要な FlashCopy マッピングを停止して、バックエンド・ストレージにサブミットされる入出力操作の数を減らします。FlashCopy 操作を並列に処理する場合は、並列に開始される FlashCopy マッピングの量を減らすことを考慮します。
- ホストが生成する入出力ワークロードを制限するように、 キュー項目数を調整します。ホストのタイプおよびネットワーク・アダプターのタイプによっては、ボリューム当たりのキュー項目数を制限したり、ネットワーク・アダプター当たりのキュー項目数を制限したり、あるいはその両方を制限することも可能です。システムには、ホストが生成する入出力ワークロードを制限できる入出力管理機能もあります。
注: これらのアクションを使用して入出力のタイムアウトを回避できますが、ストレージ・システムのパフォーマンスは、依然として所有するストレージの量によって制限されます。